■ スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■ モルモットの飼育

モルモットは、思いのほか好奇心旺盛で活発な一面をもっており、呼んだら寄ってきたり、飼い主を見分けたりする知能の高いげっ歯類といえます。
上機嫌になると、「モジョモジョモジョ」といった何声を一人で発し、様々な一面を見せてくれるようになります。
飼育自体はチンチラのように(極端に暑さに弱い点など)特に難しいといったことはあまりありませんが、やはり長生きには適切な環境、食餌を心がけなければなりません。
モルモットでは、臼歯(奥歯)の伸びすぎや毛球症などの疾患が比較的多く見られますが、その原因の大半は食餌管理によるものとされています。




・ケージ
モルモットの祖先であるテンジクネズミは、野生下では草原や岩場で暮らす地上性の動物です。
ケージ内で激しく動くこともそれほどないため、1頭を飼育するには幅60~80cm 奥行き40~50cmほどのスペースを用意します。
立体活動は得意としていないため、特に蓋が無くても立ち上がって届かない30~40cmの高さがあれば逃げ出しません。
実際には、これらの条件を満たす大きさの衣装ケースや金属製のケージが利用できます。
衣装ケースは金属製ケージにくらべ通気性が悪く夏場は蒸れやすいので、通気性のよい金網などを取り付けたり、側面に通気口を開けたりして加工する必要があります。
蓋は逃げ出したり、猫などの外部からの侵入物から守り、またケージへの落下物を防ぐことができます。
モルモットは飼育下では足や爪を挟んだりする事故が多発するため、なるべくケージの底の金網を取り外して使用するようにします。
モルモットの足底部にはしっかりとしたパットが発達していないので、固い床敷では傷ついてしまいます。
そのためにフットレストとして板を入れおいても構いません。
床材はチップや牧草などを敷き詰めるとよいでしょう。
金属製ケージの入り口には、ナスカンなどでしっかりと留めておきましょう。

・巣箱
モルモットは木々の根元の隙間や岩陰などを巣穴として休みます。
臆病な性格のモルモットは、家の中では音や人間の動きなどがストレスと感じることもあるため、巣箱などの隠れる場所で安心することができます。
木製の巣箱は通気性がよく、かじってストレスを発散したり歯の摩耗を期待できるので適しています。
底がないタイプの巣箱だと排泄物で巣箱内が汚れにくい利点があります。
かじられてしまうので、消耗品として考えましょう。

・トイレ
モルモットは排泄物の量が多く至る所で糞や尿をしてしまうので、トイレを覚えさせるのは困難です。したがってトイレを設置する意味はあまりありません。
牧草などの床材を敷き詰め、排泄物で汚れた部分をこまめに取り替える方法が適しています。

・水入れ
床に設置するタイプの水入れは、排泄物で汚れたりこぼしてしまう欠点があります。
金属製のケージであれば、ケージに取り付けるタイプのステンレス製の容器や給水ボトルがよいでしょう。
衣装ケースでも穴を開けて、側面に給水ボトルを取り付けることができます。
給水ボトルの水は古くなってしまわないようにこまめにとりかえます。

・食餌
モルモットの祖先といわれているテンジクネズミたちは、自然界で野草の茎や根、木の皮などの繊維質の高いものを食べている完全な草食動物です。
飼育下では、モルモット用のペレット、牧草、野草、野菜、果物などを与えます。
ペレットには蛋白質18~20%、繊維量10%以上を含むものを選びます。
また、モルモットは体内でビタミンC(アスコルビン酸)を合成できないため、ペレットや野菜などから摂取するか飲料水に添加する必要があります。
ペレットや牧草の原料によってそれぞれ用途が異なります。
アルファルファは、マメ科の牧草で嗜好性が高く蛋白質の含有量も高いため成長期、産前産後、病後に体力を回復させたいときなどに利用できます。
しかし与えすぎは禁物で、食べ過ぎによって消化管内にガスが溜まりやすくなります。
チモシーは、イネ科の牧草でアルファルファより蛋白質の含有量が低いので、肥満を防いだり老齢のモルモットに与えるのに適しています。
このように用途に応じたペレットや牧草をうまく組み合わせて与えるように心がけます。
野外で採集したタンポポやオオバコなどの野草も与えることができます。排気ガスや農薬の汚染のないものを選びます。
野菜や果物では小松菜、チンゲンサイ、サツマイモ、リンゴなどを好みます。

・飼育環境
モルモットは高温多湿に弱く、低温には比較的順応性をみせます。
飼育下ではできるだけ温度18~25℃、湿度40~70%ぐらいを維持できるように心がけます。
温湿度計をケージ内に設置して確認するようにします。
特に夏場は、暑さや湿度のために体調を崩したり、皮膚炎を起こして来院する個体が増加します。
モルモットは周囲の環境に対して敏感なところもあるので静かで急激な温度変化のないような場所で飼育しましょう。
飼育したばかりで周囲を気にしすぎてしまうようなら、布などでケージを覆ってモルモットが落ち着く環境にしてあげます。

●モルモットの飼育ケージ例●

gp_cage.gif

ジャンル : ペット

テーマ : モルモット

コメント

コメントの投稿


コメントを非公開にする

| TOP |


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。