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■ フェレットの身体

●体型
胴体は長い躯幹と短い足をもっており、しなやかな流線型をしています。獲物を追う際、小さな穴などに潜り込むのに適しています。したがって家の中に直径5センチほどの隙間があれば簡単に潜り込んで出てこなくなってしまうこともあります。また頭部は小さく首としてのくびれがないので、治療などでわんちゃんなどが装着する行うエリザベスカラー(エリマキトカゲのような首の付けるもの)をするのは困難です。

●外皮
皮膚はなめらかで厚く、0.5~1.8ミリにおよびます。汗腺が未発達なために、熱をうまく発散させることができません。したがって気温32℃以上にさらすと容易に熱射病になってしまいます。逆に寒さには強く、被毛は短く波打っている下毛と長くすこし硬い粗毛が組み合わさって体に密な絶縁層をつくっています。
皮膚全体に広がる皮脂腺から分泌されるオイルの効果で、毛艶が出てきます。換毛は春と秋におこなわれます。時期によって尻尾の毛がすっかり抜けてしまうことがありますが、季節繁殖動物のため病気以外にそのような脱毛がしばしば見られます。
フェレット特有の臭いは、メチルカプタンを主成分とする肛門腺と肛門付近の皮膚に多く分布するアポクリン腺、皮膚全体に分布する皮脂腺に由来しています。

●口腔
ふつう犬や猫などの食肉目は、4本の前臼歯を持っていますが、フェレットでは3本しかありません。
歯式は
2(I3/3, C1/1, Pm3/3, M1/2)
の計34本の歯を持っています。
Iは切歯、Cは犬歯、Pmは前臼歯、Mは後臼歯です。永久歯は生後50~74日目で生えます。
まれに、噛むなどを理由にウサギやハムスターの感覚でフェレットの犬歯をニッパーなどで切断する人がいます。言うまでもありませんが切断した永久歯は再び伸びることはありません。歯髄炎の原因にもなるので勝手に破折してはいけません。
小さな頭部のわりに咬筋が発達しているため、噛む力がとても強く捕らえた獲物を離さないようになっています。

●骨格
椎骨はそれぞれ、頸椎7個、胸椎15個、腰椎5(6)個、仙椎3個、尾椎18個からなっています。柔軟性と弾力性に富んだこれらの骨は自分の幅の2倍に満たない場所でもUターンを可能にしています。また骨格自体も同じ体重の犬や猫の骨格に比べると数段頑丈にできています。
肋骨の第10までは胸骨と結合していますが、残りの5組の肋骨は背側に向かって互いに結合し、肋骨弓を形成しています。雄では陰茎骨をもっており、指の数は前肢後肢ともに5本づつです。
ft_xray.jpg
【レントゲン写真(側面像)】

●消化器官
フェレットは完全な肉食動物で、単胃をもち盲腸や虫垂をもっていません。消化管は他の食肉目に比べ短く、十二指腸で10センチ、空腸と回腸で約140センチ、大腸である結腸、直腸、肛門で約10センチとなっています。空腸と回腸の肉眼的な区別できません。
餌を食べてから消化、排泄までの時間は速く、成熟個体で2.5~3時間、2週齢の個体で1時間ほどです。
ft_anatomy.jpg
【メスの腹腔内臓器】

ジャンル : ペット

テーマ : フェレット

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