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■ リクガメの飼育

リクガメの飼育は、古くからのマニアと呼ばれる人から若い女性まで、幅広い層でとても人気の高い爬虫類です。見た目にも丸い甲羅はとても可愛いらしく、またその多くが野菜を主体とした食餌で生餌などを必要としないことから、飼育しやすい爬虫類として認識されていることが多いようです。
しかしながら、実際リクガメは種類によって微妙な飼育環境、飼育設備、食餌を要求する飼育難易度の高い爬虫類です。リクガメは、多少不適切な環境でも順応して外見的には健康そうにみえることが多くありますが、それが長期間にわたると徐々に体調を崩していってしまうことがあります。そして、症状として現れたときにはかなり病気が進行していることがあります。したがって、十分な設備投資と正しい知識をもって飼育環境、食餌を用意しなければなりません。
このページでは、ごく一般的なリクガメの飼育例を挙げて説明しますが、各種類の個々の詳細な環境的な条件や食餌に関しては専門書やショップ、専門家、爬虫類に詳しい獣医師などを通じてさらに勉強する必要があるでしょう。




◆リクガメの仲間(ロシアリクガメ、ギリシャリクガメ、ヒョウモンリクガメなど)

・飼育ケージ
リクガメ飼育ケージは、水槽や衣装ケースなどが利用できます。ヌマガメと違い平地をよく動き回るので、高さよりも底面積の広いものを要求されます。飼育スペースの許す限り広めのものを用意し、床材として新聞紙や土などを敷いて飼育します。何も敷かないで飼育すると滑ってしまい四肢に負担をかけてしまいます。床材を用いると、糞尿の処理が容易になり、歩行がしやすくなりまた臆病な個体では床材に潜って落ち着つくことができます。
飼育直後で慣れていない環境下では一カ所でじっとしていたり、ストレスを感じて拒食する個体もいるのでシェルターを設置します。シェルターには木箱をや植木鉢など利用することができます。
照明は、ヌマガメ同様に、中波長紫外線の出る蛍光灯と体温を高めるためのスポットライトを用意します。夏場などは、公園や庭などで日光浴、運動不足を解消させても構いません。くれぐれも熱射病や一方的なスキンシップにならないように注意しなければなりません。

・照明
カメを飼育するうえで照明はとても大切です。照明設備の目的には2つあり、一つは光源して、もう一つは熱源としての役目を果たします。
光源としての照明は、中波長の紫外線が出る蛍光灯を用意します。飼育下では太陽光線の代わりの役目を果たします。太陽光に含まれている紫外線には重要な働きがあります。中波長紫外線はビタミンD3の前駆物質をビタミンD3に合成する過程に関与しています。(下図参照)
このビタミンD3がカメの体内で活性化されるとカルシウムの吸収を促進する作用があります。逆に、中波長紫外線、ビタミンDのどちらかが欠けてしまってもカルシウムの吸収がうまくいかず、丈夫な甲羅や骨を形成できなくなってしまいます。
最近では、爬虫類専用の中波長紫外線の出る蛍光灯が各メーカーから市販されています。爬虫類を扱っているペットショップで購入できます。
もちろん、時間があれば屋外で直接日光浴をさせて構いません。ただし必ず日陰の隠れる場所を作っておき日射病などにならないように気をつけます。
熱源としての照明は、スポットライトと呼ばれ、その光が当たる部分はホットスポットと呼ばれています。スポットライトにはレフ電球や白熱球を用います。

カルシウム吸収と中波長紫外線の関係

皮膚  プロビタミンD3(前駆物質)
         ↓ ←←中波長紫外線(UVB)
      ビタミンD3
         ↓
肝臓   25-OH-D3
         ↓
腎臓    1a-25(OH)2-D3
       (活性ビタミンD3)
         ↓
腸管   カルシウムの吸収を促進


・食餌
ロシアリクガメ、ギリシャリクガメ、ケヅメリクガメは草食性の動物です。野生下では、野草や枯れ草、木の根など植物を主体に食べていますので、飼育下では野菜を中心に与えることになります。キャベツ、レタス、コマツナ、チンゲンサイ、モロヘイヤ、ニンジン、カボチャなどの野菜、オオバコ、タンポポなどの野草などが利用できます。葉野菜を90パーセント以上、それ以外のごく少量のマメ類、イモ類などを与えてもよいでしょう。
これらの野菜は、どれか一種類というわけではなく、数種類の野菜を細かく切って混ぜ合わせ、偏り無く色々な野菜を与えるように心がけます。
草食性のカメに作られた人工飼料も売られていますが、現在の段階では、それのみで十分栄養を摂取ことができる完全栄養食とは言い難いため、あくまでも少量を補助的に与える程度にとどめておき野菜中心の飼養管理を心がけます。

・温度管理
カメは体温を自らの体内で産生すことがほとんどできない外温動物です。したがって飼育下では、カメが健康に活動できるように飼育者側が適切な温度管理をしなければなりません。リクガメの仲間の多くは、暖かい地方に生活しています。一部で冬眠をする種類もいますが、ヌマガメ同様に繁殖などを行わない限りは飼育下では冬眠させないように飼育した方が無難とされています。
温度管理には、底面に敷くプレート状のヒーター、ヒヨコ電球、赤外線ランプなどを用いて通年26~30℃ほどを維持するようにします。またホットスポットによって部分的に32~36℃の高温部分を作ることで、リクガメは自ら移動することで体温を調節します。
極端な温度差はカメの調子を崩してしまうので、サーモスタット(自動温度調節器)を用いて温度管理を行うようにします。
リクガメの中には、ときどき水に浸かることを好むものがいるので、その様な個体には、週に数回、プラスチックケースや洗面所に32~35℃程度のお湯を数センチ張って水浴(一般には温浴とも呼ばれている)を行います。この水浴を行うと飲水を促進したり、排泄を促すなど代謝を高める効果がみられます。

●リクガメの飼育ケージセット例●
rgcage.jpg

ジャンル : ペット

テーマ : かめ・カメ・亀

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