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■ ウサギの病気 -盲腸便秘・鼓腸症-

ウサギの盲腸便秘とは盲腸の動きが悪くなって、盲腸内に内容物が停滞してしまう状態のことをいいます。
この内容物は固形のものだけではなく、液状のものの場合もあります。

一方、鼓脹症は腸の中にガスが貯留した状態で、
主に盲腸にガスが貯まってしまう病気です。
ウサギは腸管の動き(ぜん動運動といいます)が低下することによって、
盲腸便秘を起こしたり、盲腸の異常発酵がもととなってガスが溜まり鼓脹症をしばしば起こすことがあります。

【症状】
漠然と元気が無くなってしまったり、呼吸が荒くなる、腹部が膨れてきたりします。
また、食餌の量がが低下したり、全く食べなくなってしまったりします。
便の減少または排便が見られなくなるなどの症状がみられます。

【予防のポイント】
歯の病気や胃の病気、餌に含まれる食物線維の不足、高蛋白質、高カロリー食餌の多給、ストレスなど様々な原因によって、消化管のぜん動の動きが低下することに起因しています。

歯や胃の基礎疾患を把握し、日頃から餌にはなるべく高線維のもの、たとえばワラや乾草、牧草などを与え、
ビスケットなど炭水化物の食品は極力与えないように心がけます。
また飼育環境を整え、ストレスを与えないよう心がけます。

【治療】
治療には消化管をなるべく動かすような処置を行います。
消化機能改善剤、食欲増進剤などを投与したり、盲腸内の善玉菌(正常な腸内細菌叢)の乱れが疑われる時には抗生物質を使って細菌叢をうまくコントロールしたり、場合によっては点滴を行って水分や電解質を補ったり、擦りおろし野菜やヨーグルトなどの強制給餌などを行います。

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盲腸内にガス(矢印)が溜まっているレントゲン像

ジャンル : ペット

テーマ : ウサギ

■ ウサギの素朴なQ&A

Q1.ウサギのお手入れは、どうすればいいの?シャンプーは?カットは?
A1.ウサギのお手入れには全身にブラッシングするグルーミングを定期的にしてあげしょう。
余分な毛は自分で舐めて胃に毛玉がたまり病気になってしまうからです。
全身のシャンプーは基本的に行いませんが、お尻まわりが汚れたりしたらそこだけ洗います。
ウサギの毛は乾きにくいですがしっかり乾かしましょう。
カットも特に必要ありませんが、長毛種で汚れやすいところは部分的にカットしても構いません。

Q2.ウサギに予防注射はいらないの?いるとしたらどんな伝染病があるの?
A2.ウサギに予防注射はありません。
必要ない、というよりはペットウサギ用の予防注射薬がない、ということです。
ウサギには細菌や寄生虫などいくつかの怖い伝染病がありますが、現在のところそれを未然に防ぐというのは不可能です。
ですから日ごろより十分に健康状態をチェックしておき、何かおかしなことがあればすぐに動物病院へ連れて行き診察してもらいましょう。

Q3.ウサギは本当ににんじんが一番好きなの?
A3.本来、野生下のウサギは、主に牧草のような水分や栄養価の少ない草を食べて暮らしています。
人間が食べているようなみずみずしいおいしい野菜はなかなか食べる機会がないので、ウサギにとっては大馳走になります。
にんじんに限らず大好きだからといって水分の多い野菜をたくさん食べさせるとウンチがゆるくなってしまうことがあります。
よって、あまりたくさん与え過ぎないよう注意しましょう。

Q4.ウサギには犬みたいにお散歩が必要?
A4.ウサギにお散歩は必要ありません。
ウサギはもともと臆病な動物です。野外に連れて行ってもうまく歩いてくれませんし、何かで驚いたら急に跳びはねて危険ですので、特別なことがない限り外へのお散歩は止めましょう。
とはいっても適度な運動は必要ですのでお部屋に放して運動させてあげましょう。
お部屋に放すときは、電気コードやじゅうたん、カーテンなどをかじらないよう前もって注意しておきます。

Q5. ウサギには人間の言葉がどれくらいわかるの?
A5.とても難しい質問です。そもそもウサギは自己表現がとっても苦手な動物ですから。
たとえ言葉をわかっていたとしても人間側がそれを理解できるかわかりません。
実際に名前を呼んで寄ってきたり、きまって前足をなめる行動をしますので少しはわかっているということに生るでしょう。
犬のように何かを持ってきてもらうような高度なことはやはり難しいでしょう。

Q6.ウサギの視力はどれくらい?
A6.ウサギはとても眼のいい動物です。
視力だけでなく、見える範囲も真正面からお尻のほうまでぐるりと360℃近くものを見ることができます。すなわち、お部屋の中を体を動かすことなく、見渡しているのです。
しかし歳をとると人間と同じように白内障になり、見えなくなることもあります。
うさぎは自然界ではとても弱い動物ですので、視力にたより危険を感じれば跳びはねて逃げることで自らの命を守っています。

Q7.トイレを覚えさせるよい方法はないでしょうか?
A7.雄のウサギだとマーキングや抗議行動としておしっこをとばすことがあります。
去勢手術をすればこの行動がおさまることもありますが、100%確実な方法でもありませんし、これだけのために去勢手術を行うのは抵抗もあるでしょう。
緊急処置としてはケージの周りをダンボールで覆ったりすることでしのげますが、やはり掃除や臭いのことを考えるとトイレを覚えてもらいたいですよね。
ウサギは通常、おしっこを決まった場所でする動物なのでトイレを覚えさせることは可能です。
ウサギが好む排泄場所は「隅」で、なおかつ「自分の排泄物の臭いが残っている所」なので、ケージや部屋の隅にトイレを設置し、トイレ以外でおしっこをした場合は臭いが残らないように掃除をしてトイレにだけ臭いが残るようにしましょう。
トイレを覚えるまでの期間には個体差がありますので、すぐにあきらめずに繰り返し覚えさせるように頑張ってください。
また、今まできちんとトイレでしていたのに急に粗相をするようになった場合、泌尿器系の病気、飼い主への要求などのサイン、繁殖期などが原因として考えられます。
排尿時の様子や尿を観察して異常がみられたら泌尿器の病気の可能性が大きいので動物病院に連れていくようにしましょう。

Q8.どうしてウサギは糞を食べるの?
A8.ウサギみたいに肛門から出したものをそのまま口にするなんて…と私達人間は思ってしまいますが、この食糞行動はウサギにとっては害になるどころか「必須の」行動なのです。
健康なウサギが2種類の糞をすることはご存知ですか。
コロコロとした「硬糞」と軟らかい膜に包まれた「軟糞」で、この軟糞は「盲腸便」とも呼ばれています。
ウサギが食べた餌は消化管の中で消化できるものとできないものに選別されます。消化できないものは硬糞として排せつされ、消化できるものは盲腸に戻されて腸内細菌の働きを利用して発酵させるのです。
軟糞(盲腸便)は、繊維質が盲腸内で発酵したもので、腸内で死んだバクテリアに由来する多量のタンパク質やビタミンなどを含んでいます。ウサギはこの軟糞(盲腸便)を再び食べて栄養素を摂取するのです。
また、噛まずに飲み込まれた軟糞(盲腸便)内の膜に守られたバクテリアの働きによって、再摂取された胃の中で炭水化物の分解を助ける働きもしているのです。

ジャンル : ペット

テーマ : ウサギ

■ フェレットの副腎疾患

フェレットの副腎疾患は、比較的多い病気で、あらゆる年齢でみられます。尾や体側の脱毛を主な症状とします。病気が進行すると頭部と四肢を除いて毛がすべて抜けてしまい、また様々な病気を引き起こします。
一般に冬から春、夏にかけての発症が多くみられ、秋に向かうと一時的に発毛などの改善傾向がみられることもあり、季節性の脱毛と副腎疾患の脱毛との区別がしにくいこともあります。
主な原因は、副腎の腫瘍(ガンやできもの)や過形成(大きく細胞が増えること)によって引き起こされます。


写真1:副腎疾患に特徴的な尾部から体側にかけての脱毛
【症状】                     
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副腎疾患の主症状としては尻尾から体側にかけての脱毛です。
その他に、
1)メスでは陰部や乳腺がはれたりすることも
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2)体臭がつよくなることも
3)オスでは攻撃的な性格になったり前立腺が腫れたり、尿が出にくくなったり
4)進行すると、貧血、脾臓が腫れてくる、弱ってくる
5)低血糖を起こす病気(インスリノーマ)になることもあります。
などがあります。


【原因】
遺伝的な要因、日照周期の問題、早期の不妊手術により、体内のホルモンバランスが崩れることで副腎の疾患が起きると言われていますが、最も有力な説がやはり早期の不妊手術とされています。
フェレットは、交尾繁殖動物であるために、交尾がなされず発情が続くと、骨髄が抑制されて貧血を起こすことが知られています。そのためにペット用のフェレットは販売する前に不妊手術を受けてから販売しています。
早期の不妊は大人になってから、ホルモンのバランスを崩しやすくなる傾向にあり、それがきっかけで副腎が大きくなってしまうと考えられています。
副腎が大きくなると、そこからステロイドホルモンという性ホルモンが過剰に分泌され、それがもとで、脱毛や前立腺肥大などの症状を現わすようになります。               
 
【検査・診断】
腫瘍や過形成で大きくなった副腎をレントゲン、エコー(超音波)検査、触診などで確認します。正常は大体4ミリ以下、異常は4ミリ以上とされています。しかし、大きいと異常と言えますが、大きくないからといって異常ではないとは言えません。小さくても異常のことがあります。
また血液検査によって血液中ホルモン濃度の測定を行いステロイドホルモン3種(アンドロステンジオン、17αヒドロキシプロゲステロン、エストラジオール)を測定します。うち、1つ以上が上昇していると副腎疾患と診断します。
また、特徴的な脱毛によって暫定的な診断を下すこともできます。
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【治療】
副腎疾患の治療には、大きく分けて、手術を行う「外科的治療」と主にお薬で治療する「内科的治療」の2つの方法があります。
外科的な治療として、異常な副腎を摘出します。外科手術では、左右の副腎を摘出するのが目的ですが、右の副腎は、大きな血管(後大静脈)と接しているので難易度の高い手術になります。
内科的な治療方法としては、副腎から過剰に分泌されるステロイドホルモンを抑制するホルモン剤の注射を行います。1~数ヶ月持続する注射ですが、効果が現れるまでに時間がかかり、定期的に数回にわたり接種する必要があります。ホルモン注射は経験的に約80%以上の個体に有効ですが、副腎がガン化したものや異常に腫れてしまった場合には反応しない子もいます。
治療を開始しても副腎の大きさや脱毛、身体的な変化を時間を追って確認する必要があります。
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写真2:治療開始より2ヵ月、発毛がみられる(写真1の個体)

★現在、根本的な治療としては外科的な治療が現在のところ最も効果的といわれています。しかし、高齢な個体や、病状が進行している個体、他の病気が併発している個体では、手術が出来なかったり、あまりにも副腎が大きくなってしまった場合には手術適応ではなくなってしまうこともあります。その様な場合には、ホルモン注射によって症状を緩和させることがあります。
また外科的に切除を行った後、ホルモン注射を必要とする場合ももあります。

★フェレットの副腎疾患には外科的治療や内科的なホルモン療法などその子の年齢や状態、病気の進行度に合わせたムリのない有効的な治療を選択しなけらばなりせん。また副腎疾患にともなう、前立腺疾患ややインスリノーマなど難治症例にも対応していかなければなりません。フェレットの副腎疾患でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

ジャンル : ペット

テーマ : フェレット

■ ウサギさんの避妊手術

ウサギの避妊手術について

近年、ウサギさんは、ペットとしての地位を確立し、
専門店があちらこちらに出来るほどになりました。
これは犬、猫につぐ第3のペットといっても過言ではありません。

そんな背景もあり、ウサギの避妊手術に対する意識も高まっています。
また、ウサギは、高齢に生ると卵巣子宮疾患にかかりやすい、
大きな特徴をもっていることから、長く健康に飼う、という点では、
避妊手術は必須になりつつあるようです。

しかしながら、うさぎに麻酔をかけ、外科手術を行うことに
対し、多大に抵抗がある方が多く、手術はしたいけど、
麻酔が・・・・、という方も多くいらっしゃいます。

手術や麻酔のリスクに関して、事前によくお話しますが、
リスクは伴いますが、通常、健康な個体であれば、
問題になるようなリスクは、とても低いものです、と説明しています。

ただ、漠然と不安になるのではなく、
一体、ウサギの避妊手術は、どんなことをやるのか、
実際にご紹介します。

ガス麻酔を嗅がせることで、麻酔をかけます。
ガス麻酔は、自分の呼吸で吸い込むため、深くかけすぎる可能性はとても僅かです。
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麻酔にかかって寝たところで、麻酔中に必要な心電図などを装着します。
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毛を刈ります。
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切開する部分を手術用消毒薬できれいにします。
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手術開始です。ウサギの避妊手術時間は、通常1時間以内です。
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お腹を閉じて縫い終わったところです。
埋没して縫合するため、ウサギが糸をかじったり、後の抜糸は必要ありません。
もちろん、包帯や、首につけるわっか(エリザベスカラー)の必要もなく、
麻酔から覚めたら、ごく普通の生活が可能です。
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取り出した、健康な卵巣子宮です。
Uの字の左右、上の少し丸い部分が卵巣でそれ以下は子宮です。
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以下、気持ちが悪い画像があります。苦手な方は、ご覧にならないでください。
腫瘍化した子宮です。とても大きく腫れあがっています。
通常、4~5歳を過ぎると、雌は大きな確率でこの病気にかかるといわれています。
当院でも、毎月数件の手術を行います。

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手術するしないは最終的に飼い主さんが決定すべきことです。
「メスを入れるのは、かわいそうだからやらない」
「病気になったときに考える」なのであれば、
それはそれでもっともな理由と思います。
また、
「病気になってから、手術するのはもっとかわいそう」
「病気になるリスクは事前に食い止めたい」
というのであれば、
なるべく早めに手術するのが望ましいでしょう。

しかし、「何歳までにやらないともう遅い、やっても意味がいない」ということは、
は決してありませんので、やる気になったら、信頼できる獣医師に託す、
というのが一番よい選択と思います。

■ サルの歯科

リスザルやスローロリスを飼われている方で、
ほっぺたやあごの下に傷があるか子はいませんか?
小さい傷なのに、何年たっても良くならず繰り返す子?

具体的には、こんな傷です。
眼の下にちょこんとした傷が・・・。
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このスローロリスは、お顔の片方が腫れています。
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顎の下に傷や腫れはないですか?
こんな感じで・・・。
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リスザルさん。

これは全部、歯が原因で顔が膿んでしまうのです。
これは、適切に歯の処置が行われなかった結果です。
しかし、こうなってしまってもちゃんと歯科治療を受ければ、
すぐに良くなりますので、
顔が腫れている子はご遠慮なくご相談ください。





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